また夜がくる
車のサイドミラーに
カープのユニフォームを着て
バットとグローブを持ち
走って公園を目指している
少年たちの姿が映った
「お昼には一回帰って来なさいよ」
と母親の声が聞こえた
彼らの夢はなんだろうか
野球選手かな…
今日のお昼ご飯は何を食べるんだろう
お腹空いたな…
なんて考えてると信号が青になった
ゆっくりと車を前に進める
少年たちの進む方向の多さ
僕の進む方向は青になったこの一本の道
思えば毎日をこなすような日々が続いている
毎日を叶えたい明日のために生きるような
歩き方を今はしていない
夢まみれで滑り込むようなことばかり
だといいんだけどな
君の呼ぶほうへ
君の夢はなんだろう…?