お前の未来は
今夜はスタジオ練習でした。
といっても今夜は、いつもの雨漏りがするスタジオではありません。カビ臭いし、この時期蚊が多いし、機材壊れてるのはご愛嬌、子供の数が把握できないスタジオではありません。
今夜のスタジオは、ライブハウスというかパン屋というか、そのどちらもある場所です。
一階がパン屋さんで、その地下にライブハウスというか多目的ホールがあります。
そこをスタジオとして借りれるんですね。
白を基調とした縦長のホールです。
設備は思いのほかしっかりとしていて、ライブハウスそのものでした。
「ここで久しぶりのライブをしよう」
そんな話が以前の真面目会議で出たので、どんなものか体験しに来たのです。
多くのバンドが出るイベント形式を考えていたのですが、出演者で混雑してしまいそうなので、少し違う角度から考えないとなと思います。
ただメンバー全員、このホールに好感触。
好立地というわけではないのですが、テンションの上がるホールには間違いありません。
久しぶりに狭いスタジオから、ライブを意識できる場所で演奏しました。
疲れました。
やはり練習とライブは違います。
ライブを少し意識するだけで疲れました。
感じたのは疲れだけではありません。
「これがバンドの気持ち良さ」
口にはしませんが、メンバーそれぞれライブに対する意識は高まったと思います。
無理をしてでもライブをする。
聞こえは悪いかも知れませんが、僕らはバンドです。
存在意義はそこにしかありません。
Allcock Harismanはあの時のままでしょうか。
成長しているでしょうか。
本当の意味でのコール&レスポンスが、心のど真ん中で出来たら幸いです。
繋がる両手は私とあなた
その温もりの温度で世界が変わるのなら
ひとりきり空を抱くのも悪くはない
きっと青空さ
おまえと俺は同じ地球の違う宇宙
それでもまたいつか巡り会ってしまっても
明日はきっと青空だって
言ってやるよ