SPECIAL THANKS
まず
お互いが長い時間一緒に過ごせることが
普通ではないことで
その二人を見ている君にとって
この二人は17歳に見えただろうか
懐かしさ
名前を呼べることの幸せ
ただそこには遠くて辿り着けない
言いようのない遠いもの
駄菓子
ガム
いつも分け合っていたセブンスター
きみは覚えていただろうか
名前を口にすればそれで幸せだった
遠く長いひさしぶりに
なにをどうしたらいいのか
わからなくなった
どこかで交わる
目の前に広がる海のように
どの痛みも僕のもの
どうやら別れるということは
心を紛らわすことのものだけらしい
と、いう話らしい