忘れらんねぇよ

 

先日、夕方から急遽休みになりまして、

 

 

 

 

そうだタイに行こうみたいになって、片道数十分でタイに行って、おもひでぽろぽろしてたらなんだか忘れていたものに気づいてしまって、少しおセンチになったところで、そのついでのそういえばで金髪クソ野郎に花束を届けたあと、おばんざい屋でクソうまいビールを飲んでたら、CMくらいのスパンでよく見る人たちが現れて、そしたらちょっとしたAllcock Harismanが出来上がっていて、よくもまぁこんなど平日の遅い時間に旗をめがけてやってきてくれるもんだな、なんて感心していたら、新垣さん(に似ている小料理屋の女将さん)の指揮に踊らされてずっと立ちっぱなしの人もいるし、見えもしないのものに無駄にあらがっている人もいるし、それを見てケラケラ笑っているけど本当はあなたの方がおもしろいのよって人もいて、いい時間の流れだなぁなんて縁側風情で浸っていると、呆けた自分に少し気づいて、背伸びをしようとしても身体がメキメキってるし、こりゃどうしようもないなと思ったけど、不思議で楽しく素敵な時間の中にいることに奇跡のような感覚が現れて、今日はとても楽しかったですなんて感想を胸にしまって帰ったのはいいのだけど、駐車場に置きっ放しの車を取りに行ったら6300円取られて、何がなんだか分からなくなってしまったけど、明日が必ず来るかどうかなんて分からないんだから、安いもんだって言い聞かせて、震える手とハートでたくさんの千円さんを投入したあと、吹けもしない口笛を吹いて余裕をかましてみたり、泣いてなんかないもんゴミが入っただけだもんの物語を作って、いっぱしのホテルに泊まった車に嫉妬しながら、僕の1日は整いました。

 

 

 

 

 

なんてことない1日でも、ちゃんとした1日をちゃんとを過ごしていることに気づきました。

 

 

 

 

 

 

僕の前前前日は何してたんだろ?

 

起きてもまた夢を見る

 

「いつかは音のない

    ジェット機が空を飛ぶ

    その時 その時代に

    浪漫がある」

 

 

 

 

 

大分む…

二階堂じゃありません。

 

 

 

 

そうだよな、こうやって自分の時間を分けてきたんだよなって思います。

 

 

 

 

浪漫は常に先を見ている人にしか手にできないないもの。

 

 

 

 

思い出に保険をかけているようじゃ、「浪漫」の「ら行」にさえ届かない。

 

 

 

そして決して、ひとりでは追えないもの。

 

 

 

 

ひとりきり、空を抱いて見果てたくないでしょ?

 

 

 

 

だからこそ、愛が生まれた時の温度っていつまでも冷めさせたくないなって思うんです。

 

 

 

 

もし冷めてもまた、温め直すことくらいできるでしょ。

 

 

 

 

まっすぐ伸びた円を歩く僕らです。

 

 

 

 

なら、

 

 

 

 

 

 

また出会うんなら、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、寝ることを選択します。

 

 

 

 

夢の中で夢を見る

少しずつずれて進んできた時計の針を、一気に追いかけるような毎日を過ごしています。

 

 

 

 

先日、僕の前を歩くご年配の女性3人組が、

 

 

 

「最近ねぇ、膝がメキメキっていうの」

 

 

「ほんとそう。メキメキっていうのよね」

 

 

 

 

 

そんな擬音語を膝に使ったことがありません。

 

 

 

 

それは壊れている音です。

 

 

 

 

 

が、最近身体がメキメキってます。

 

 

 

 

このことか…

 

 

 

 

 

蝉の声は聞こえますが、見かけるのは路肩に死骸だけ。

 

 

 

 

追いかければ見える姿も、それさえもせずに夏が終わったと今年も口にするのでしょうか。

 

 

 

 

砂時計のくびれた場所で

どちらに行こうか迷うばかり

その度いくつもの時間を止めてきた

私を取り巻く砂は

落ちているのか 昇っているのか

砂時計のくびれた場所で

私はまた わたしに出会う

 

 

 

 

 

 

 

大分麦焼酎 二階堂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BAND AID ~Get set~


親指が、らしくなったみたいなので、続き。

 


高校一年生の、とあるありふれた休み時間。

 

 

「バンドやろうぜ」

 


みたいな会話があったかどうかは記憶にありませんが、その人はボーカルとして誘ってきてくれました。

 


その人は、中学校時代からバンドをやっていたらしく、どこかこなれた感で誘ってきました。

 


GLAYくらいに戸惑いました。

 


確かにバンドへの憧れはありましたが、ボーカルがやりたいなんて言った覚えはないのです。
どちらかと言えば、ベースを黙々とやりたかったのです。

 

「いや、いいや」

 

言葉は確かではありませんが、断りました。
断ってしまいました。

 


それから数日後、その人はGLAYの誘惑くらいに再び誘ってきました。

 


「とりあえず、やってみるか」

 

で、始まりました。
初バンド。

 

曲のコピーするとのことで、覚えるようにとCDを渡されました。

 

 

なんやかんやで、初めてのスタジオ練習。

 

初めて生で聴く音に、「CDのまんまじゃん」なんて思ったのを鮮明に覚えています。
ただ「その人」には、経験に見合わない音が鳴っていたらしく、一度はギクシャクしたものです。


そのバンドも、それなりに年を経ました。
それなりに年表を書き連ねることの出来るバンドになりました。

 


突っ走っていました。

 

それが、いつの間にか冷え固まったピザのチーズになっていました。
温め直せばまたその時の、美味しい瞬間を立て直すことが出来たのでしょうけど、残念ながら、その時その術を誰も持ち合わせてはいませんでした。
そしてただの、青春と呼ばれる中の1節になりました。

 


それが、現在へのすべての始まり。
そして僕のすべて。

 

 

僕はずいぶんもの間、夢の手入れを忘れてきたみたいです。

 


だから、納得できないことなんてありません。
強がりではなくて、そりゃそうだよなの感覚。

 


昨日くんが聞いたら怒るだろうな。

 

 

ただ、いつだって、On your markです。

Linkage

 

音のない帰り道

足跡も消せてない

それならば いっそ君の方へ

 

どの理由をこじつけても

僕には足りないものなら

もがいて苦しむだけの 嘘があればいい

 

辿り着けない 答えを知ってる

傷を探して 見せつけ合うけど

どこかで交わる あの海のように

どの痛みも僕のもの

 

変わらない夕暮れを抱いて

前よりもずっと遠くて

咲かない花を見つめて 

泣いてたいんだろう?

 

ほんの小さな自分を許してみるから

そっと声を聞かせて

 

「まだ見えない」

 

手を取る勇気がなくっても

誰もが繋がってたいんだよ

愛されて奪われて

 

「それでも」

 

どこかで巡り合う喜びを信じて

臆病な風に躓くのも良い

 

いつかは消えていく 悲しみがあるから

ずっと受け止めて行けるよう

 

 

 

"Linkage" by Allcock Harisman

永遠ていう言葉なんて知らなかったよね

そりゃね、振り返ればそれなりに、先には進んでいるもんで。

 

 

 

少し目を離すと、すぐ甘えてくる。

 

 

 

そんな昨日と今日の関係が、意外と心地よかったりするのかな。

 

 

 

答えを求める間もなく、次には明日の質問が待っていて。

 

 

 

その繰り返し。

 

 

 

 

 

「ねえねえ今日くん、今日は何をなくした?」

 

 

 

 

「たぶん何もなくしてないと思うよ。昨日くん、どうしてそんなこと聞くんだい?」

 

 

 

「僕はね、今日という昨日と明日に何か忘れ物があって、ずっとなくしてきた気がするんだ。明日くんなんてさ、僕のことなんか見向きもしてくれないんだ。ひどいやつだと思わない?」

 

 

 

「でもさ、昨日くんがいてくれるからこそ、明日くんが前を見続けていられるんじゃないのかい?」

 

 

 

「それもそうだね。でもさ今日くん、君は僕らの間にいて、愚痴を聞くのは辛くないの?」

 

 

 

 

「どうしてそんなこと聞くんだい?いつだって同じ場所にいるよ」

 

 

 

 

「そんなことないよ。僕はね、ただ…君たちにとって僕はどんな存在なのかな…なんて。答えを求めるわけじゃないんだ。明日が知りたいわけじゃないんだ。ただ、僕と君たちとを分ける線が何なのかを知りたいだけなんだ。」

 

 

 

「…。」

 

 

 

「ずっと僕は君たちを見てきた。むしろ君たちが僕を作ってきた。時には捨て、時には物語にして、僕の所在はずっと君たちの中にあった。

でも今じゃそれがね、積み木になって痛んでるんだ。今日くん、君たちと僕の線はどこにあって、それを知るために僕はどうしたらいい?」

 

 

 

 

「そうだね。とりあえず寝て、

明日考えたらいいと思うよ。」

 

 

 

 

散りばめた星座をミスキャスト

 

お久ぶりです。

ご無沙汰です。

 

 

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この景色を約3年間、初代見守り隊長として、少しばかり背伸びをした格好のこの窓から、行き交う人々の温度、すれ違う車たちの安全、鳥たちの向かおうとする先を、幸せをひっそりと見守り続けて来ました。しっかりと、空と時間を切り取って来ました。

 

 

 

いつかのクリスマスでもないのに、幸せそうな顔で椅子を抱えながら、人々は行き交っていました。

 

 

 

 

 

 

思い出と呼ぶ事が、とてもとてもふさわしい人達が時間が、心の小さな滝の辺りを初めての顔で何度も何度も通り過ぎて行きます。

 

 

 

 

おかげで心は、いつでも幸せのハンモックでした。

 

 

 

 

いつまでも揺られていたい、なんてこちらの方が逆に思ってしまう程、この景色は幸せの継ぎ目を僕に与えて続けてくれました。

 

 

 

 

 

ありがとう。

 

 

 

 

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「いつかまた出会う景色なら。

 

 

 

    なら、ここがいい」

 

 

 

 

そんな言葉を携えながら、渡り鳥の眼で色んな景色を見ている君の呼ぶ方へ、いつかは追いつけるのだろうか。 

 

 

 

 

いつかその時が来たら、君に言ってやりたい言葉があるんです。

 

 

 

 

夢の斜面を見上げれば
花火のように行けそうな気がするから
悲しみだって空を飛ぶ理由
そこで描くフィナーレは

 

 

 

 

"My world is not enough"

 

 

 

http://youtu.be/9OK7pB_B27I